ごあいさつ

各家庭や学校で、食の大切さや世界の文化にふれたり自然と親しむ心を子どもたちに広めて行く事はとても重要大切だと思いますが、核家族が主流となっている現状、情報収集や手が回らないことが多々あることでしょう。

これからは特に地域をはじめ、様々な横のつながりが必要であると考えます。

サークル活動の一部である自宅ショップ『ピピーズ』ですてきな地域のつながりを広め活躍している方もいらっしゃいますが、今回新たにサークルのブログ『クラブ・ワールドインポートサークル』を開設しました!

商品の売り買いのつながりだけでなく、アイディア料理レシピや子育て、オーガニック製品など、日常生活で活用できる情報を、全国各地にいる会員さん同士が共有できるブログです。

もちろんサークル本部のスタッフも、積極的に参加していろいろな情報提供していきたいと思っています。ブログは、各カテゴリー(オーガニック、クッキング、スイーツ、キッチン、インテリア、食器、ガーデニング、お掃除&洗濯、英会話、育児、ディスカッション)ごとに分かれていますので、ご自分の興味ある分野を見たり情報を投稿したりできます。素朴な疑問や質問等でもいいですし、活用術なども大歓迎です!

私はパン作りが大好きでよく家で焼くのですが、その中で使う強力粉やについて、また、イースト菌と天然酵母の違いについて、少し調べてみたことがあります。その時に、小麦粉がいかに農薬まみれの危険性が大きいかということを気づかされました。少々値段は高いオーガニック製品ですが、有害化学物質がもとで病気になったらもっと高額なお金がかかります。いかに、「知っておく」ことと「選ぶ」ことが重要かということを感じました。オーガニックのブログの記事の一例として、小麦粉や酵母について記載しようと思います。

<小麦粉のお話>

日本では現在、小麦粉の約90%以上を輸入に頼っています。輸入小麦粉は製パン性に優れ風味豊かなパンが作れますが、最近この輸入小麦粉はポストハーベスト(保管、輸送中の害虫発生を防ぐため、収穫後の小麦に混入する殺虫剤)の残留の可能性があり、人体に有害であるという意見もあります。また国産小麦粉でも、無農薬・有機栽培と表示していないものにも残留農薬の心配があります。 この問題を解決する外国産オーガニック小麦粉(無農薬・有機栽培・無ポストハーベスト)が流通していますが、非常に仕入れ価格が高いのと、品種が少ないという欠点もあります。

小麦粉もお米と同じく産地銘柄があり風味や食感に違いがあり、製粉会社がそれらをブレンドして販売しているそうです。おいしいパンは、余計な味付けなどしなくても小麦粉の味だけで十分においしいもの。ごはん好きな日本人の多くが、お米そのものの味やブランド、産地にこだわるように、パンに対しても小麦粉自体のおいしさを追求する楽しみ方があってもいいですね。

<イースト菌と天然酵母のお話>

酵母は植物の一種で「カビ」や「キノコ」と近い仲間であり、同じ真菌類に属している単細胞で下等植物の一種です。一口に酵母と言っても種類も多く地球上の至る所に生息しています。その中で、パン用酵母の代表的なものに「イースト菌」があります。イースト菌は、あらゆる酵母の中からパンの発酵に適したタイプを選び出して純粋培養したもので、短時間で効率のよい発酵を行うことができます。これに対し、ライ麦やブドウなどについている自然の酵母をそのまま育てたものが「天然酵母」で、イースト菌が単一品種の純粋培養であるのに対し、天然酵母は自然状態のままの、多種多様な微生物を含む点が異なります。天然酵母パンの味に少し酸味がある理由は、天然酵母の中に含まれる乳酸菌や酢酸菌の働きによるものだそうです。

「天然酵母」と「イースト菌」という呼び名のイメージから、イースト菌が人工的に化学合成されたものといった印象を受けがちですが、決してそういうわけではありません。「天然酵母」は昔ながらの手間のかかる方法で培養され、「イースト菌」は純粋培養されたという違いだけで、どちらも酵母菌という意味では親戚のようなものなのです。

紛らわしいのは「イーストフード」で、これはイースト菌のことではなく、文字通りイースト菌の餌として使われる食品添加物のことです(おもに食パンなどによく使われます)。イースト菌そのものは酵母ですから決して人体に有害なものではありませんが、これとよく併用されるイーストフードは食品添加物のため、化学合成物質であったり、かつて発がん性が指摘されたものが使われた例などもありますので、気をつけたいものです。

このように、各カテゴリにちなんだものをどんどん好きに掲載していってください。オーガニックの商品ひとつをとっても、世界の食文化が感じられるものをもっと便利においしく活用 することができれば、食の楽しみも広がりますよね。例えば輸入食品の特徴として、ヒヨコ豆やムング豆などの面白い豆類や、粉類、ドライフルーツ、ハーブ&スパイスの品揃えがとっても豊富で、栄養価も高いものがたくさんあります。そんな食材を使ったおすすめ料理やお菓子のレシピ、写真などを、会員さんたちが自由に投稿でき、見られ、役立つブログにしていきたいと思います。

サークルが考える、楽しい地域づくり

アメリカの家庭のように、あれだけ頻繁に家でパーティーを開くには、やはり全体的に日本よりも広いスペースのある家が多い、ということもあるでしょう。しかし、地域全体で子どもたちを犯罪から守ることや、たくさんの親しい人に囲まれて食事をしたりゲームをする楽しさは、世界共通にみんなが持っている気持ちです。日本でも、昭和30年代にあったような、おかあさんが他の子どもを平気で叱ったり、みんなが顔見知りであいさつを交わせるような、そんな地域コミュニティを作ったほうが、楽しいと思いませんか?生きていれば、人と関わる機会はたいていついて回るものです。ならば、思いっきり楽しんで関わったほうが、何十倍も幸せな人生が歩めるのではないでしょうか。かといって、いきなりお隣に醤油や味噌を借りにいったり、一緒にランチをしたりできるわけではありません。何か、関わりがもてるきっかけやアイテムが必要となります。そこで、サークルならではのコミュニティ・アイテム、それが輸入生活雑貨です。例えば、ほんの数種類でも自宅販売をすることにし、ご近所を1件1件回って自宅ショップオープンのご挨拶をします。ちょっと会って話をすると、意外と共通点が見つかるかもしれませんし、新たな趣味が広がっていくかもしれません。何といっても『口コミ』は、一番の宣伝であり情報の宝庫ですから。自宅においてある輸入雑貨を通して、お客さんと様々な国の文化を共感したり、自宅や施設の調理室を借りて、オーガニッククッキング試食会などの企画をして集ってもいいですね。

サークル本部でも、今まで自宅ショップ『ピピーズ』の宣伝は、広告や口コミだけにしていましたが、やはり顔と顔を合わせた交流をまめに行うことで、住んでいて楽しい地域に生まれ変わらせる事ができるのだと思います。今後スタッフ間で、時間を作って一日2~3件ずつでも、ご近所さん周りをしてみようかという計画があります。たくさんのご近所さんと顔見知りになったら、通りで会っても笑顔で挨拶したり畑のトマトなど分けてもらえるような楽しいつきあいが目に浮かび、今からわくわくしてしまいます。安全、安心、快適なまちづくりとは、こういった『人と人とのつながり』からはじまるものなのです。

現在、地域コミュニティ発信地として、ピピーズに参加していただいている方々にも、家庭訪問は是非おすすめです。自宅ショップは、自分の好きな時間にオープン・クローズできるので、自由で無理なくご近所つきあいが広がっていくことでしょう。少し興味がある方は、サークルまでピピーズの資料請求をしてみてください。みなさんのご参加をお待ちしています。