aromatherapy
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アロマセラピー(Aromatherapy)とは
Aroma=芳香 therapy=療法
花や木など植物に由来する芳香成分(精油)を用いて、心身の健康や美容を増進する技術もしくは行為のことをアロマセラピーと言い、香り(エッセンシャル精油)を使った自然療法です!。 フランス語ではアロマテラピーです。エッセンシャルオイル=Essential oil の大きな働きは、心と身体のバランスをとる、リラックス効果、美肌・アンチエイジング効果、炎症を抑える、ダイエットに役立つ、ホルモンの働きを整える、リフレッシュ効果、パワーアップ効果、健康促進効果などがあり、気分転換・心の好転/空間の浄化/呼吸器のケアなどに役立ちます。
サークルではアロマセラピストによる、アロマ製品の選出と普及及び、生活文化へアロマの提案を行っていきます。
アロマセラピーで欠かせないのは、植物のさまざまな部位から抽出される、100%ピュアなエッセンシャルオイル(以下精油といいます)です。
自然の恵みが凝縮されたエッセンシャル精油は心と身体へ作用し、気持ちや身体をほぐすと同時に強壮していきます。
その効果はリラクゼーションだけではなく、本来人が持っている自然治癒力を高めていくことにもつながります。
また、精油は、生きている植物からしか抽出することができません。
つまり、植物の精(エッセンス)を心身に取り入れて、「すべてのものはつながっているのだ」という感覚を取り戻すのが、アロマセラピーの大きな目的のひとつなのです。
サークルでは全てのものが繋がっているという感覚を、人間本来の本質にあると考え、様々な生活提案を行っています。その一つの取り組みが、このアロマセラピーです。
アロマテラピーのしくみ
アロマテラピーの主役である精油が心身に働きかける経路は二つあります。ひとつは嗅覚刺激、もうひとつは皮膚や粘膜を通して血流に乗り体内に入る経路です。
精油の嗅覚刺激
蒸散した精油の芳香成分は鼻で感知され、嗅覚刺激として大脳辺縁系に到達しホルモンを刺激します。ここで重要なのは、嗅覚をつかさどる部位が、脳の中でも本能的な部分である旧皮質に存在することです。脳は嗅覚刺激を受け取ると無意識のうちに情動を引き起こし、視床下部に影響を与えます。視床下部は身体機能の調整を行う中枢であるため、匂いは本能的に身体諸器官の反応を引き起こす鍵となりのです。そのため、人間の本質的な情動と結びつき、香りによって得られる安心感・快感・緊張感・覚醒感・瞑想感などにともなう情動が、心身のバランスを促すのです。
精油が血流に乗る経路
又製油は、鼻から肺に届き、血液中に溶けて全身へ巡ります。又、経皮につけると皮膚から吸収され、真皮(表皮のすぐ下の部分)から血液中に溶けて全身へも巡ります。
芳香成分が血流にいたるまでには様々なルートが考えられますが。吸収された成分は、最終的にはほとんどが肝臓や腎臓で代謝され、尿とともに排泄されます。
吸収ルートは大別すると次の4つです。
①ボディトリートメントなどによって、皮膚から真皮の毛細血管に至るルート。
皮膚に吸収された芳香物質の血管への到達は穏やかですが、濃度が高く有る低度の量が吸収されます。
②呼吸により、鼻から喉・気管支・肺にとどく間に粘膜に吸着し、粘膜下の血管に入るルート。
空気中の芳香物質の濃度を考えれば吸収されるのは微量で穏やかになります。
③呼吸により肺胞でのガス交換時に酸素とともに血流に乗るルート。
空気中の芳香物質の濃度を考えればやや急激で吸収されるのは微量です。
④経口で口から小腸に至る消化管から吸収されるルート(肛門や膣の粘膜から吸収させる例もあります)。
消化管での吸収は非常に急激で多量です。
精油の体内での作用
精油の成分の構成や有効成分・毒性のレベルなどの解明は近年かなり進んできています。ここでは、伝統的な植物療法から推測される精油の働きについてご紹介します。
■生体組織への直接的な働き
例:ローマン・カモミールの(筋肉などの)鎮痙作用、ローズマリーの血行促進作用、ラベンダーの止血作用、などがあります。
■防御システムを助ける働き
例:ティートリーの抗菌作用、フランキンセンスの免疫強化作用、ユーカリの去痰作用、などがあります
■代謝を助ける働き
例:ジュニパーの利尿作用、グレープフルーツのリンパ系刺激作用、などがあります
■心身のバランスへの関与
クラリセージのエストロゲン様作用、ペパーミントの三半規管の調整作用、ネロリの抗不安作用、などがあります。
精油の皮膚への作用
■収れん作用(アストリンゼント作用)
例:イランイラン、サイプレス、サンダルウッド(白檀)、ジュニパー、フランキンセンス(乳香)、ローズオットー、ローズマリーなど
■保湿作用(モイスチャー作用)
例:エリモント作用(皮膚をやわらかくする働き)
例:ベンゾイン(安息香)など
精油の使い方
主に香りを鼻から吸入して、神経に働きかける方法として下記のものがあります。
■ティッシュやハンカチに精油を1.2滴垂らして持ち歩きます。
好きなときに精油を嗅ぐことができる、とても手軽な使い方の一つです。
■アロマポットやバーナーなどで焚く、揮発させます。
アロマポットや、アロマキャンドル。アロマデフューザーなどを利用し、部屋に香りを満たす方法です。広い場所で利用するのに効果的です。
■湯船に精油を数滴垂らすアロマバス
心身のリラックス/神経の緊張の緩和/筋肉痛の緩和/睡眠トラブルの改善(就寝前)に役立ちます。精油は湯に溶けないため皮膜となって湯面に浮きます。芳香浴と有効成分の皮膚からの吸収を同時に行えとても効果的です。半身浴の場合は使用する精油の量を半分にするといいでしょう。
■バケツや洗面器の湯に精油を1,2滴加え、よくかき混ぜてから手や足を浸す、ハンドバス・フットバス
5〜10分程度行います。特に体の末端の温め/低血圧の改善/肩凝りの緩和/むくみの緩和などに役立ちます。洗面器やバケツに全身浴よりは若干高めの温度の湯を張り、精油を2〜3滴落とし手や足を漬け温める方法です。手浴・足浴であっても全身を温める効果があり、加えて芳香により気分転換とリラックスにも効果があります。
■湿布
洗面器に熱い湯か冷水を用意し、精油を1,2滴加えたら布を浸して絞り、5〜10分患部に当てます。
痛みが緩和するまで2〜4回繰り返します。[冷湿布]急性炎症(打撲、捻挫、頭痛など)の鎮静[温湿布]慢性炎症(腰痛、肩凝りなど)の緩和
■蒸気吸入
熱湯(60℃程度)入れたティーカップや洗面器に、精油を1〜3滴ほど加え、立ち上る蒸気を吸入します。室内の加湿や空気の浄化も同時に行えます。洗面器の場合は、頭からバスタオルを被り、ゆっくりと立ち上る蒸気を吸い込みます。
5〜10分程度行います。呼吸器系のケア/花粉症の緩和/眼精疲労の緩和/スキンケア/精神的リラックスに役立ちます。
■クリームを作って塗ります。
みつろう、ココアバター、ココナッツ精油などを湯煎などで溶かし、ホホバ精油などのキャリアオイルを加えます。
少し冷めたら精油を加えます。打撲、捻挫の鎮痛/筋肉痛、関節痛の緩和/呼吸器系のケア/スキンケアに役立ちます。
■ボディ・ヘッドマッサージ
キャリアオイルに精油を加え、不調な箇所、または全身に塗布して撫でるように手をらせながらマッサージをします。精油をほかのキャリアオイルで希釈して作ったマッサージオイル(トリートメントオイル)をつかい、身体をマッサージしながら皮膚を通して有効成分を身体に浸透させる方法です。マッサージによる身体の接触による精神面の癒し効果も大きい方法です。ボディは体の末端から心臓に向かって行います。心身のバランシング/体液循環の促進/筋肉疲労の緩和/神経の緊張の緩和/ストレスケア/精神的リラックス
■パック
クレイ(クレイセラピーで使用する、天然の泥粘土。汚れや毒素の吸着に優れる)に水を加えてペースト状にし、精油を加えます。
クレンジング後の濡れた肌に広げ、10分程度おいてから洗い流します。
■歯磨き粉
クレイ(クレイセラピーで使用する、天然の泥粘土。汚れや毒素の吸着に優れる)に水を加えてペースト状にし、精油を加えます。歯ブラシに適量付けて使用します。
歯と口内の洗浄、殺菌に役立ちます。
■拭き掃除
バケツの水に精油を加え、よくかき混ぜてから雑巾を浸して絞り、床や家具を拭きます。冷蔵庫や食器棚の中にも使えます。スプレーにして広範囲に使うこともできます。家の中の殺菌・抗菌/ハウスダストの軽減/防虫/空気の浄化に役立ちます。
■洗 濯
洗濯槽の水に精油を入れ、よくかき混ぜてから洗濯物と無リン洗剤を入れて洗濯します。香りづけをするときには、すすぎのときに精油を入れます。衣類の漂白/殺菌・抗菌/香りづけ
■スプレーを使う方法 -
無水エタノール6ml→精油12滴→精製水24mlの順で加えて作った芳香スプレーで香り利用する方法です。場所を選ばず、気軽に気分転換や目覚ましに利用でき、また防虫効果のある精油を使うことでアウトドアで虫除けとしても利用できます。
■防虫・虫除け
コットンに精油を垂らしてクローゼットの中に入れておきます。香りが薄れたら精油を足します。アウトドア時の虫よけ/虫さされの予防
■スキンケア
ローション、クリーム、フェイス精油、パックなどが作れます。添加物を加えない、ナチュラルコスメでスキンケアができます。
■精油のブレンド
精油は、ブレンドして楽しむことができます。