CHILDREN AND ADULTS

 新しい夜の連続ドラマが始まり、何気なく宣伝を見ていたら、学校を舞台にしたドラマが2つもあり、興味がわきました。

 最近、青少年の心の闇を考えさせられる事件が増えていますが、今まで学校を舞台にしたものは昔からやっており、私も「金八先生」シリーズは大ファンで毎回欠かさず見ていました。金八先生と生徒が、互いに真剣に向き合って受け入れあうことで信頼関係を築いていく姿に感動したものです。金八先生のような先生ばかりの学校、地域住民、そして親のもとで育ったならば、例えば先日のアメリカで起きたバージニア工科大学の銃乱射事件や、いじめからの自殺などのようなショッキングな出来事は防げるだろうに...といつも思います。今回のドラマは、まさに現代の学校事情が浮き彫りにされて問題提起しています。1つは中学校が舞台の「わたしたちの教科書」、もう1つも中学校が舞台で「生徒諸君!」、どちらも生徒の自殺が絡んで話は展開していきますが、先生たちの生徒に対する姿勢は、「お客様」としてあたりさわり無い対応が当たり前。生徒の様子の違和感に無関心、事なかれ主義の先生たちがほとんどで、何か事件があると隠蔽する。すべて自分の保身が何より優先になって、長いものに巻かれてしまっている、といった学校側の姿を描いています。もし、本当にこんな学校があるとしたら、こどもたちがおかしくなるのは当たり前ですよね。

 しかし実際、青少年に関する事件や学校の対応をワイドショー等で見ていると、このドラマはまさしくノンフィクションと思わざるを得ない状況です。ドラマでは、そんな学校の中に来た金八先生のような新任教師を中心に、学校の闇の部分に疑問を投げて立ち向かい、生徒たちと心と心を通わせようと歩み寄っていく展開のようです。最近ドラマはあまり見ないのですが、子育てや人間の心を考えさせられてとても面白いので、これだけは毎週見ていこうと思います。サークル会員の皆さんの中にも、ちょうど中高生のお子さんをお持ちの家庭が多いかと思います。お子さんと一緒に見たら、いろんな考えを話し合うきっかけになり、気づかされることも多いかもしれませんね。このようなドラマや、現役教師たちが出演するトーク番組が増えていることは、今の日本の教育や生き方に違和感を持っている人が増えているということです。それを問題視してみんなで考えていこうという動きは、本来の人間の原点を思い出し、それをもとに生きていく方向に向かっているのではないかと思います。子育てにおけるしつけや学校教育が、現在や将来の不安に基づいて作られているのなら、それは子どもにも不安定な気持ちを植え付けていることになってしまいます。本来子どもは、ただ愛情を受け取ってさえいれば、将来どんなことが起きたってプラスに考え楽しく生きることが出来るようになるのだと思います。この会報を書いている今日、たまたま見たワイドショーで、高松市の市議会議員に見事当選した女性のことを特集していました。その人は、過去何年も拒食症だったというのです。その原因は、幼い頃に近所のおばちゃんに言われた「かわいくない娘」の一言から始まったそうです。中高生になると、「やせた?かわいくなったね」と言われたりしたこともあり、やせたらかわいい、自分は食べちゃだめなんだという思いこみによって、だんだん食欲は奪われていったそうです。20代半ばでは、歩くこともままならないほど体力の限界となり、死の予感さえ出てきた頃に、彼女の母親はとにかく彼女と寄り添って生きていく覚悟をして、2人の思い出にオーストラリア旅行に行ったそうです。そこで、突然現地の女性が「あなたは病気を治しなさい」と親身に病院に連れて行ってくれたそうです。そこの精神科医は彼女に、「どんなわがままをいっても泣いてもいいんだよ、本当のあなたを見せてほしいから」といったそうです。精神科医は、彼女の全てを受容したのです。 彼女は、拒食症になってからそんな優しい言葉をかけられたのは初めてだったそうで、数年かかって拒食症を克服したそうです。私はこれを見て、こども時代に受ける価値観がどれほど大人まで引きずって影響を及ぼしているか、それと同様に、どんなにすごい出来事に遭遇しても、この精神科医がしたような無条件の愛が全てを解決してくれるんだな。と思いました。
 そして、この本来の人間の姿である無条件の愛を最初に教えてくれるのは、やはり親の存在です。

面白い!オススメ子育て本

最近、知人に勧められ読んでみたのですが、とっても面白く、はまっている本があります。医学博士であり児童学を研究している平井信義氏著書の子育て本です。その中に、「愛することは感じること」と書いてありました。つまり、子どもの心になってみること・共感して理解してみること(受容)が愛ということです。本を読めば読むほど、こどもの発達段階が理解でき、純粋な子供の成長が、しつけと言う名の親たちの都合で抑圧されてしまうケースが少なくないのだとわかります。幼稚園の創設者、フレーベルが「こどもの遊びは生活の一部で、学習である」と言っているように、幼児期のいたずらは研究心や自発性の発達を促し、生命力あふれる人間に成長する大切なプロセスなのです。子育ては特に六歳まではとにかく受容して愛情を注いで自発性を育てることが大事だと言います。平井氏は、子どものけがのすすめもしていますし、いたずらのすすめも大いにしています。本文の中にある面白いエピソードの1つです。平井氏が幼い孫をうちに預かったある日、帰宅した平井氏の目に飛び込んできたものは、部屋のドアというドア、ふすまというふすまに赤いマジックで×が書いてあったそうです。何事かと思ったら、昼間にお母さんからアリババと40人の盗賊の絵本を読んでもらったということでした。絵本のストーリーに載っているのと同じように盗賊が部屋に入らないように印をつけたのです。それを知った平井氏は、怒らずにこにこし、孫に対しては、困った感情を素直に訴えたそうです。普段から良好な情緒的結びつきがじいちゃんと孫のあいだにあるので、じいちゃんの困った顔を見た孫は二度と同じいたずらをしなかったそうです。その後平井氏は、来客が来るたびに×を見せ、孫の作品ですと自慢したそうです。本当に、平井氏の本はたくさん出版されていますが、子育て本と言っても全ての人との関わり方に共通するものだと思うので、とってもためになるおすすめ本です。

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